現在の海上輸送に使われるISO標準コンテナの出現は20世紀、50年代のことでした。70年代より国際海上輸送に普及し始め、半世紀の時が過ぎました。この海上輸送コンテナこそが、世界中に輸送革命が起こしたと言っても過言ではありません。その中で、インターモダルまたはマルチモダルと呼ばれる、陸、海、空の一部または全てをカバーする一貫輸送方式が生まれ、進化してきました。この輸送方式の中心に据えているものこそ海上輸送コンテナなのです。
近年、コンテナ船の大型化にともない、コンテナ海上輸送サービスの同質化が深まりつつあります。船会社は生き延びるために、顧客のニーズを今まで以上に発掘し、対応する努力を行わなければなりません。海上輸送にとどまらず、その両端にあるあらゆる経営資源を結集し、商品を極力スムーズかつ低コストで生産者から使用者の手に届けるアイデアが必要です。加えて、電子商取引(e-commerce)が世界中を旋風している現在、輸送サービスに対する要求は日々高まりつつあります。
SITC GROUPは国際総合輸送の分野で海上輸送にとどまらず、物流全体においても、顧客のニーズに応え続けてきました。まさに国際輸送に新たな変化とニーズが訪れようとしている、この時期にSITC INTERMODAL JAPANを設立致します。日本のマーケットを中心に、総合ロジスティックスサプライヤーとして、30年近くアジア域内で培ってきた知識とノウハウを生かし、顧客に新たな価値を提供していくことは弊社の使命です。
今後ともかわらずご愛顧とご鞭撻を頂けますよう、宜しくお願い申し上げます。
SITC INTERMODAL JAPAN
社長
呂 開献