SEA＆RAILは海上輸送と鉄道輸送をつないだ複合輸送の重要な方式です。北米においては既に中国をはじめとするアジアからの輸入貨物の重要な輸送モードとて普及しており、近年は、中国の一帯一路政策により、ユーラシア大陸においても、従来のシベリアンランドブリッジと並行して、『中欧班列』というブランドで中国主導のチャイナランドブリッジルートの開発も猛スピードで展開されています。
中国の各都市とヨーロッパの主要都市を鉄道で繋ぎ、従来の海上輸送のトラジットタイムを大幅に削減する輸送ルートは雨後の筍のように構築されつつあります。同時に中国国内の鉄道網を活用し、内陸拠点と沿海主要港のコンテナターミナルに接続することで、海上コンテナ輸送サービスをシームレスに中国の広大な内陸地域にも広げることが可能となります。
SITC
GROUPはいち早く中国鉄道(CR)と連携体制を組み、内陸の2000超える鉄道の拠点をアジア域内を中心とするSITCの海上輸送ネットワークにリンクさせ、相互のファシリティを活用し、海陸一貫輸送サービスを展開することが可能になりました。
主要なサービス
1. 鉄道コンテナ*の海上輸送への活用
内陸部からの輸出貨物を鉄道コンテナに搭載、各港まで鉄道輸送し、海上コンテナへの積み替えなしでコンテナ専用船に搭載します。中国国内2000ヶ所以上の鉄道駅のネットワークを活用することで、これら鉄道コンテナを海上輸送に繋げます。
* 中国鉄道コンテナは海上コンテナにおけるISO基準を満たしています。
2. 中国内陸輸出入貨物の海陸一貫運送
寧波、青島、欽州など、海運と鉄道の接続における利便性が高い港を活用することで、SITC
GROUPの日韓、東南アジアの海上ネットワークと中国の内陸部と繋ぎ、双方向の海陸一貫輸送サービスを提供します。
3. 越境海陸一貫運送
厦門始発または欽州始発重慶経由の中欧班列（鉄道定期便）を利用することで、ロシア向けの一貫輸送サービスを提供します。
